ネットワーク:トランスポート層のプロトコル

TCPUDP

トランスポート層はIPを補完し、データ通信の品質や信頼性を向上させるための層で、TCPUDPがある。

TCP

送達管理、電装管理の機能をもったコネクション型のプロトコル
TCP/UDPヘッダのチェックサムは、データ部分も含む。

シーケンス番号 TCPスタックが上位層からデータを受け取った時、そのサイズがMSSより大きい場合は、TCPセグメントの最大長に収まるように分割が行われる。シーケンス番号は、分割前はどの部分だったのかを表す数値
ACK番号 ACK応答時に利用される次に受診すべきシーケンス番号
ウインドウサイズ 受信ノードからの確認応答なしで連続して送信できるデータ量

TCPでのコネクション確立
コネクションの確立要求パケット(SYN)と確認応答パケット(ACK)のやり取りを行う3ウェイハンドシェイクを行う。

UDP

UDPは送達管理を行わないコネクションレス型通信。高速な分、信頼性は低い。

アプリケーション間通信

トランスポート層にはもう一つ、アプリケーション間の通信を実現するという役割があります。
各アプリケーションは、トランスポート層のヘッダになる「宛先ポート番号」を見ることで自分あてのデータか判断する。
[送信側]
トランスポート層TCPでパケットに宛先のポート番号を指定したTCPヘッダを吹く亜する。
ネットワーク層へ渡されたパケットは宛先のIPアドレスを指定したIPヘッダが付加。
[受信側]
IPヘッダのIPアドレスにより、受信側のノードにパケットが届く。