ネットワーク:ネットワーク接続装置と関連技術

7.2.5VLAN

スイッチの機能

ネットワーク上に配置される通信機器は、自分が処理する例や以下のレイヤプロト頃を解釈できる
従ってL3スイッチ(L3SW)はL2スイッチにも対応している。
PC-AからPC-Bにパケットを送信した場合、中間にL3SWがあれば、L3SWに届く。
MACアドレスを参照した時、ルーティングが必要なパケットなら、デフォルトゲートウェイが自分のため、
必ず自分のMACアドレスが設定されている。しかし、この場合はPC-BのMACアドレスが設定されているため、L3SWはパケットを廃棄してしまう。

論理的LANエリアの構築(VLAN)

スイッチはVLAN(Virtual LAN)の機能を持つ。VLANの特徴はブロードキャストドメインの分割である。
サブネット構成の変更が柔軟にできる。例えば営業部と開発部のネットワークを分離したい時にL3SWを使う。

VLAN-ID

VLAN-IDをポートごとに付けることで、ネットワークの分割・統合が出来る。

ポートVLAN

スイッチのポートごとにVLANを割り当てる。スタティックVLANとも呼ばれる。
シンプルで使いやすいが、柔軟性の点で劣る。

タグVLAN

VLAN IDを含むタグ情報をMACフレームに埋め込み、フレーム単位でVLANを区別する方式。
1つのポートが複数のVLANに参加したり結線を変えずに参加するVLANを変更したりすることが可能。
タブVLANの仕様はIEEE802.1Qで標準化。

遠隔地LANの結合

VLAN IDはIPアドレスに対して透過的なので、遠隔地のアドレスを同じLANグループとして管理することが出来る。